京都府立医科大学大学院 医学研究科 精神機能病態学
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TOP PAGE専攻医・大学院生の声
前期専攻医 小林 祐介
 皆様初めまして。私は令和4年4月に当教室に入局し、前期専攻医として1年間大学で勤務させていただきました。研修医から専攻医になり特に最初は不安も大きかったのですが、分からないことがあれば上級医に気兼ねなく相談でき、安心して研修できました。
 専攻医は病棟業務、救急番、リエゾンなどを主に担当します。病棟業務については上級医と共に患者さんを担当するため、経験豊富な上級医の治療方針や診察について学ぶことができます。救急番は一人で対応を行うことになりますが、対応に困るような症例があればこちらも気兼ねなく質問することが出来ます。またリエゾンも基本的には一人で対応することになりますが、毎週行われるカンファレンスなどで症例を共有することでより学びを深められますし、治療に難渋する症例はその場で上級医に相談し議論を行うことができます。
 また、日常業務とは別に専攻医向けにセミナーも設けられています。教室の上級医のみならず、他院に勤務されている先生方からも専門的な内容を学ぶことが出来ます。日々の業務に追われて座学に手が回らないこともままあったため、予め勉強の場が設けられてい ることはとてもありがたい環境でした。
当教室は精神科専攻医としての初めの1年間を過ごす職場としてとても働きやすい環境だと思います。教室に少しでもご興味を持たれましたら、ぜひ一度見学にお越しください。
 あなたのお越しをお待ちしております。
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病院助教 大矢 希
 当サイトをご覧いただきありがとうございます。私は当教室へ入局後、大学病院・京都府北部での勤務を経て、2018年より4年間大学院博士課程に在籍し、介護施設における転倒と薬剤有害事象に関する臨床疫学研究を主テーマとし、学位取得に至りました。また、リエゾン精神医学に関連したカルテ調査、認知症の画像研究、身体症状症の診断基準の妥当性評価など、自身の研究グループ内にとどまらない、様々な研究に携わる機会を得ました。博士課程に身を置くことによって、腰を据えて研究するという決意を新たなものにできたと思いますし、多くの諸先輩方のサポートのもとで研究計画からアクセプトまでの道のりを完遂することができました。さらに、教室からは国内外の学会発表や出張時のサポートがあり、研究と研鑽に安心して取り組むことができました。
 当教室では、大学院進学やライフスタイルは個々人の裁量にある程度委ねられており、院進学は多数派ではありません(国内の精神科医全体でも少数派かもしれません)。ただ、精神保健指定医や精神科専門医を取得後の道程を模索する際に、院進学という選択肢を身近なものとして検討できるのは、大学医局ならではと言えるかと思います。
 余談ながら、私個人は、認定NPO法人日本若手精神科医の会 (JYPO) での活動、日本精神神経学会や日本総合病院精神医学会等の委員会、行政嘱託医としての措置診察、リエゾン専門医や登録精神腫瘍医などの資格取得、講演会講師、嘱託産業医、簡易鑑定など、公私が曖昧な ”課外活動” も嗜んでおります。こうした活動に取り組む余地があるのも、当医局の特徴であると思います。
 いまこの文章を読んでいるあなたと、今後ともに過ごすことができる日が訪れることを楽しみにしております。
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大学院生 今井 鮎
 私は平成26年に当教室へ入局後、大学病院や市中の総合病院勤務を経て令和3年に大学院へ進学しました。主に認知症に関連する研究をしており、これまでに3つの論文を査読付き英文誌に掲載することができました。最近は孤独感を軽減する取り組みとしてVRプログラムを開発したり、孤独感と認知機能の関連について縦断的に調査したりしています。これまでの研究は画像解析が中心でしたが、そういった知識は完全にゼロの状態から始めました。ですが、指導医の先生だけでなく教室内の他のグループの先生からの指導も受け、今ではなんとか自分でも参考書片手に進めていける程度にまで成長しました。このように、教室のいろいろな先生方からさまざまな支援を受けることができるので、安心して研究に取り組めます。また、私は現在保育園児ふたりの育児中ですが、研究以外の業務にも配慮していただいており、無理なく研究と仕事、家庭を両立できています。今この文章を読んでくださっているあなたと一緒に研究できる日を楽しみにしています。
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大学院生 北岡 力
 当教室のホームページへお越しいただきありがとうございます。
 私は令和3年に大学院へ進学し、せん妄を始めとしたリエゾン・コンサルテーション分野における臨床研究を行っています。医師にとって「臨床」「研究」「教育」が大事とされていますが、その一つにやっと足を踏み込めました。今までの臨床で気になった疑問を研究に落とし込むことこそが、臨床を経験した医師だからこそできる分野であり、臨床医が研究を通して発信していく必要性があるとも感じています。現在は、研究の土台となるデータ収集法、統計など、指導を受けながらじっくり勉強しています。また、臨床研究を進めるにあたって、普段直接関わりの少なかった部門の専門家の方とも交流することができ、人脈を広げることができました。多くの人の力を借りて、研究が形になるように頑張っていこうと思っています。
 少しでも興味がある方はお問い合わせください。いつでも歓迎いたします。
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大学院生 孫 唯一
Hello, everyone. It is great to see you here.
I joined this office in April 2020, and this is my 4th year of PhD, and my research is about the mental health of older adults. As an international student, I feel very good here, just like I am living with a big family. Every teacher I have met in the past three years has been very kind and has given me a lot of help. I remember when I came to Japan, I didn't even speak Japanese, so I was worried at that time. But when I had a problem, all the teachers were willing to answer my questions in English. Not only did I meet good teachers here, but I also made good friends, which I think is the luckiest thing.
Of course, it is not just “friendly” here, the teachers are really professional too. We also have meetings for discussing difficult cases, everybody shares their opinions. When writing papers, giving good advice, etc. All in all, I have learned a lot here and am really appreciate for all the teachers. I also hope you can come and enjoy our family.
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大学院生 山出 健博
 私は精神科での10年の勤務を経て令和4年に大学院に進学しました。現在は指導医の先生の指導のもと、強迫症の認知行動療法に関する臨床研究を行っています。かねてより臨床研究に関する知見を深く理解したいと感じることが多く、私自身も研究成果を発表したいと考えたことが大学院進学を決めたきっかけです。

 当教室では教育体制がしっかりしており、指導医の先生だけでなく、同じグループの先生方からもきめ細やかな指導を受けています。また、定期的な研究会では、グループの垣根を越えて研究に関する相談をすることができます。研究室には国際共同研究にも携わっている先生もおられるので、日々、最新の知見に接することができます。少しでも興味がある方がおられましたら、是非一度、当教室にお越しください。
大学院生 陳 楼
 皆様初めまして。当教室のホームページにお越しくださり、ありがとうございました。
 私は留学生として、令和4年4月から修士課程に入学しました。現在は修正型電気けいれん療法(modified Electroconvulsive Therapy, mECT)後のせん妄とアジテーションに関する臨床研究を行っています。

 私の研究は後方視的チャートレビューであるため、日本語の電子カルテシステムを使用して進めています。研究を深めるため、患者入院の流れと実際的にオペ室でmECT施行を見学し、毎週水曜日に開かれる症例検討会などで臨床知識を身につけています。さらに、毎月の大学院生プログレスにおいて、精神医学、心理学など専門が異なる大学院生が集まり、自分の研究を発表したり、他の先生方の研究を聞いて意見を述べあったりしてとても有意義な時間を過ごしています。
 これ以外にも、昨年参加した学会にて多数研究者の講演を聞くことができ、最先端の研究と一流の研究者の声に触れ、研究に対する視野を広げる機会を得られます。進学後は経験を重ねて疑問や課題を持ったからこその深い学びがあり、精神医学領域の横断的理解が得られているように思います。

 留学生の私にとって、教室の雰囲気と京都にいる生活を心から非常に楽しんでいます。指導医の先生の丁寧な優しい指導により、ストレスなく研究を順調に進めることができています。他の先生方と諸先輩から研究面だけでなく日本での生活面も色々とアドバイスを受けており、いつの間にか充実した大学院生活を過ごせています。
 また、他国から見学に来られる精神科レジデントや交換留学生に出会え、お互いの経験を交流する機会がはかられ、様々な文化と価値観をもった人とやり取りし、自分の世界をより広げることができました。留学生、そして大学院生にとって、こちらは良い環境だと考えております。

 充実した日々を過ごすことができ、大学院に進学して良かったと、教室の皆様には何かとお力添えいただき感謝の念に堪えません。百聞は一見に如かず、精神医学領域の研究に興味をお持ちの方は是非一度見学に、お越しを心よりお待ちしております。

Hello, it’s a pleasure to meet you and thank you for visiting our homepage of the Department of Psychiatry of at KPUM.
I am a graduate student for my master’s degree in the research of the Epidemiology of Postictal Agitation After modified Electroconvulsive Therapy (mECT).

As my research is a retrospective chart review, I have to use the electronic medical record system in Japanese. To understand my research more precisely and more completely, I,get into the operating room to see the procedure of ECT for understanding the process of admission, and attend the case conference held every Wednesday. Furthermore, at the monthly Grad Student Progress, graduate students, such as Psychiatry and Psychology, get together to present their research, listen to other students’ research and share their opinions, which is very useful to expand my knowledge of psychiatry.

Apart from this, I had the opportunity to hear numerous researchers’ presentations at the Annual Meeting of the academic conference last year. Because of these experiences, I feel that I am learning deeply about what I’ve researched, and gaining a cross-disciplinary understanding of the psychiatric field.

As a foreign student, I’m very enjoying the ambience of our department. Not only the academic supervisor would give me the appropriate and professional guidance, but also the other physicians and senior colleagues would give me lots of advice in researching, also the way of living in Japan. I have benefited a great deal from the communication and meeting with my beloved teachers and affable senior colleagues.
I also met local student and psychiatric residents or exchange students from other countries. We were able to exchange medical experiences, to interact with people from different cultures and values, which helped me to expand my horizons. I believe, that this is a good environment for foreign students and postgraduate students to do research.

I have spent many fulfilling days and I’m very delighted to enter this department. I sincerely appreciate everyone in the department for all their help, support and consideration. Seeing is believing, if you are interested in psychiatric research, we are looking forward to your visit.
Hope to see you soon!
Lou Chen
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〒602-8566 京都市上京区河原町通広小路上る梶井町465番地 文責:医学研究科 精神機能病態学 更新日:2023年04月24日